たぬきのためふんば

ここにはめたたぬきが糞をしにきます。

『多様性の科学』 鬼舞辻無惨が滅びるのは必然である理由

今週のお題「読書の秋」 『多様性の科学』を読みました。「~の科学」と書かれると数式とか化学式とかが出てきそうな雰囲気がほのかに醸し出されますが、全然そんなことはありません。いやむしろ、この本にはいくつかの悲劇的なストーリーやサクセスストーリ…

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読みました。 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫) 作者:ブレイディみかこ 新潮社 Amazon 黄色い色に少年の絵の表紙がとても印象的ですよね。 アイルランド人と結婚してイギリス在住の…

意外と浅くて予想どおりに深いコーヒーの歴史

先日、お茶についての記事を書きました。 weatheredwithyou.hatenablog.com Wikipediaをまとめただけの簡単なものですが、身近なお茶について私は何も知らないんだなーというのが分かってなかなか面白かったので、今度はコーヒーについて書きたいと思います…

『銃・病原菌・鉄』感想 地球規模でブラタモリ

『銃・病原菌・鉄』を読みました。読んだというか聞きました。Audibleで。 銃・病原菌・鉄 上巻 作者:ジャレド ダイアモンド 草思社 Amazon だいぶ昔に一斉を風靡したこの本ですが、ハードなタイトル、表紙、内容に上下巻の分厚さ……。興味本位で近づいたら、…

『コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった』感想

『コンテナ物語』を読みました。 コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版 作者:マルク・レビンソン 日経BP Amazon ビル・ゲイツが紹介したことで有名になった本ですが、読んでいない方も多いかもしれません。 なんせ「コンテナ」という…

アマゾンのビジネス書キャンペーンでオススメの本を紹介します。

www.amazon.co.jp Amazonでお得なキャンペーンをまたやってますね。 というわけで、今回セール対象の本の中からオススメの本を紹介します。

眠れなくなるほど面白い宇宙の話 感想

先日、『三体』を全巻読み終えて宇宙への興味が俄然湧いたので『眠れなくなるほど面白い宇宙の話』という本を読んでみました。 眠れなくなるほど面白い 図解 宇宙の話 日本文芸社 Amazon わりかし地学などで習ったような気がするレベルの基本的な話から書い…

『三体』が面白すぎた!!

三体 作者:劉 慈欣 早川書房 Amazon いやはや、私もついに『三体』を読みましたよ。 あなたは『三体』をご存知でしょうか? 世界で2900万部発行されているという中国初の大ベストセラーSF。それが『三体』。バラク・オバマやマーク・ザッカーバーグが絶賛す…

Audibleのよいとこわるいとこ

Audible(オーディブル)をご存知でしょうか? Audibleとは、あのAmazonが運営している「聴く読書」のサービスです。 www.audible.co.jp 「聴く読書」とかオシャレに言っちゃってますが、要するに朗読を聴けるサービスのことです。 解説します。 サービスの…

『ウォール街のランダム・ウォーカー』を読みました

『ウォール街のランダム・ウォーカー』を読みました。 この本のメッセージは、「インデックス投資をしなさい」ということに尽きます。 投資家であれば読むべき本だと思いますので、内容を一部紹介します。 バブルの歴史 テクニカル分析とファンダメンタル分…

『ユニクロ帝国の光と影』感想

『ユニクロ帝国の光と影』という本を読んで面白かったので感想を織り交ぜつつ内容をまとめてみます。私はユニクロの闇についてはあまり興味がありませんが、ユニクロとZARAのビジネスモデルについてよくまとまっている本だと思います。 2010年までの内容とな…