たぬきのためふんば

ここにはめたたぬきが糞をしにきます。

◯んちだいずかん

 うずまき、いっぽん、びちびち。

 

 世の中にはいろいろな◯んちがある。

 

 一休さんは◯んちが得意。

 

 今日も殿様に無理難題をふっかけられた。

 

「この屏風に描かれた虎さんを捕まえてくれないか」

 

 ぽく、ぽく、ぽく。

 

 

 

 ちーん。

 

 

 

 一休さんの◯んちに殿様も開いた口が塞がらなかった。

 

"Then please release the tiger from the folding screen."

 

 殿様は屏風を捨てた。

 

 翌日、一休さんが橋を渡ろうとすると、立て看板にこう書いてあった。

 

「このはしわたるべからず」

 

 ぽく、ぽく、ぽく。

 

 

 

 ちーん。

 

 

 

 一休さんは◯んちを披露した。

 

"I am walking on ◯it. I am not walking on the bridge."

 

 その後、一休さんを見たものはいない。

 

 一休さんのほかには誰も橋を渡ることはできなかったから。