たぬきのためふんば

ここにはめたたぬきが糞をしにきます。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

近づいたと思ったら離れていったSF小説

今週のお題「SFといえば」 今まで読んだSF小説を挙げてみる。 幼年期の終わり 宇宙の戦士 何かが道をやってくる 夏への扉 華氏451度 星を継ぐもの 三体 新世界より ゲームの王国 こんなところか。SFの定義次第ではもう少し読んでいるかもしれないが、とりあ…

コロナワクチンより先に打っておきたい詐欺ワクチン『テロール教授の怪しい授業』

『テロール教授の怪しい授業』という漫画がある。 テロール教授の怪しい授業(1) (モーニングコミックス) 作者:カルロ・ゼン,石田点 講談社 Amazon 真っ黒な背景に怪しい笑顔を浮かべる男が表紙。なんだかちょっと手に取りづらい。 中を開いてみると、絵は…

感想がない人のための(読書)感想文の書き方講座

『グレイマン』を見た。昨日7/22に全世界で配信が開始されたNetflixの映画である。 感想を述べる。 面白かった。アナ・デ・アルマスがきれいだった。お金がかかってそうだった。 ……以上である。 まいった。面白かったは面白かったが特に心に残るようなことが…

『呪詛』を見て考えた裏側理論

『呪詛』を見た。今話題の台湾製ホラー映画だ。 www.youtube.com 良質なホラー映画だとは思ったが、怖くはなかった。ドキドキはしたが、これは生理現象なので仕方がない。ドキドキを飛び越えて、「これより先を見たくない!」という気持ちにまでなったかとい…

『バッタを倒しにアフリカへ』冷徹な世界で愛する者を倒す旅に出た男の物語

『バッタを倒しにアフリカへ』を読んだ。 まずは表紙を御覧いただきたい。 バッタのコスプレをした男が虫取り網を構えている。しかも、著者名が前野ウルド浩太郎? う~ん……。完全にふざけている。なんだか安っぽい。 タイトルも『バッタを倒しにアフリカへ…

『フツーに聞いてくれ』あなたには歌に残したい瞬間がありますか?

『チェンソーマン』の感想を先に書いてしまったので順番が前後してしまうが、藤本タツキがまた素晴らしい読み切りを発表した。 『フツーに聞いてくれ』だ。 200Pに及んだ『ルックバック』や『さよなら絵梨』とは異なり、わずか17Pの本当の短編。しかも、作画…

参議院選挙の結果で学ぶデュヴェルジェの法則

Kくんは小学生である。Kくんのクラスは大所帯で77人もの生徒がいる。 今日は3年に一度のスペシャルな日で、給食でシャトーブリアンのステーキが振る舞われる。 ただし、予算の都合上、Kくんのクラスに用意されたのは400グラムだけ。77人で平等に分け合うと…

チェンソーマン 第二部第1話(第98話) 感想

チェンソーマンの第二部が今日から始まった。 最高すぎる。この一言に尽きる初回だった。何の意味があるかも分からないが、この感動をとにかく形にして残しておきたいから気持ちの赴くまま記事を書く(いつもそうだが)。 まず、この第98話の最も基本となる…

『チ。―地球の運動について―』の名言について

どうも私は革命の物語が好きらしい。反体制と言ってもいい。強き者に抗う生き方が好きなのだ。 好きなアニメは『少女革命ウテナ』や『コードギアス 反逆のルルーシュ』。映画だと『ラ・ラ・ランド』や『セッション』が好き。別に強い奴らをギャフンと言わせ…

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 富・名声・力より大事なものがここにある

映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』を見た。 タイトルどおり、シェフが屋台を始めましたという話である。そう聞くと「屋台を始めてどうなるんだろう?」「どんな屋台なんだろう?」ということを考えてしまうと思うが、極論を言うと、そんなこと…

2022年上半期に読んだ本

一年も半分過ぎたので、備忘録としてこの半年の間に読んだ本を紹介したい。 記号の意味は下のとおり。 △:読まない方がよかった ◯:読んでもよかったけど読まなくてもよかった ◎:読む価値があった ☆:心が震えた ホモ・デウス ◎ 沈黙のWebライティング ○ 失…

いかにマイベストを決めるかについて

今週のお題「マイベスト家電」 今週のお題は非常に難題である。何をもってマイベストとするのかが微妙だからだ。 家電とは まずは家電とは何かを考えなければならない。一般的なイメージとしては冷蔵庫や電子レンジやエアコンが家電の代表格だが、そこにPCや…