たぬきのためふんば

ここにはめたたぬきが糞をしにきます。

メルカリを通して学んだこと(招待コード:PRWWDG)

 現在、メルカリで招待キャンペーンというものをやっています。

 新しくメルカリに登録した人が招待コードを入力すると招待した人もされた人も1000Pもらえるというキャンペーンです。

 私の招待コードは「PRWWDG」なので、これから一人でメルカリを始める方はぜひこれを使っていただければ嬉しいです。

 

 ……というクソみたいな導入から、今日は私がメルカリを通して学んだことを書きたいと思います。

私がメルカリを利用する目的

 メルカリを利用する目的というのは、人によって違うと思いますが、私は主に以下の2つを目的として利用しています。

  • 不用品の処分
  • 物を売ることの勉強

 前者については説明不要ですね。不用品を処分すると部屋がスッキリして気分が良いし、それでお金をもらえるなんて、こんなに美味しいことはありません。

 しかし、私にとっては、後者の方が大事です。私の仕事は物を売る仕事ではありませんので、物を売るというのはどういうことなのか学ぶのは今後のためになるんじゃないかと期待しているところです。

最初に考えたこと

 メルカリを始める前、私はちょうど下の本を読んでいました。 

  Amazonの創業者、ジェフ・ベゾスがいかにしてAmazonを大きくさせてきたかが書いてある本(とてもおもしろいです!)なのですが、ここに「Amazonの武器は低い利益率だ」といったようなことが書いてあったのです。

 利益率が高ければ高いほど良いと思っていた私にとっては目からウロコでした(この本、というかAmazonの戦略にはそういうエピソードが沢山あります)。

 というわけで、私はなんでもかんでも最低価格(=300円)で売る作戦に出たのです。

安くても売れない

 結果、どうなったかというと、全然売れません。売れるものは売れますが、売れないものは全く売れないのです。一年以上不良在庫として眠っている本がいくつもあります。

 まあ売れないのも納得です。たとえば、売れていないのは以下のような商品です。

 断っておきますが、作品自体は面白いです。アニメ化もされているので知名度も高いはずです。

 が、なんせ巻数が中途半端です。この漫画を読んだことがない人なら1巻から欲しいはずだし、この漫画を読みたいという人なら全巻欲しいはずです。「ちょうど2巻だけ欲しかったんだよ~」という人はたぶんそんなにいません。

 要するに、安いだけでは売れないということです。

(そもそもAmazonが低利益率戦略を敢行しているのは、EC業界のリーダーであるAmazonが業界に競合を呼び込まないためであり、メルカリという競合だらけの環境で私がその戦略を採用するのは前提条件がズレているのでなんの意味もないという説もあります。)

4P分析

 ところで、マーケティングの世界では4Pだの4Cだのという思考ツールがありますが、これを使ってメルカリにおける販売活動について考えてみたいと思います。(なにそれ?という方も、以下を見ていただければなんとなく分かると思います。)

Place

 まずPlace、場所です。ここでは2つのPlaceが考えられると思います。

  • メルカリという場所
  • メルカリ内の場所

 メルカリという場所に関しては、No.1のフリマアプリですので悪くないと思います。日本のスマホユーザーのうちかなりの割合にリーチできる場所のはずです。

 メルカリ内の場所に関しては、不良在庫になればなるほど下に行ってしまうので、定期的に出品し直しなどの作業をした方がよいかもしれません。

 ただ、私の所感では、売れない商品は出品をし直したところであまり見てもらえません。

Promotion

 次にPromotion、販売促進活動ですが、メルカリの商品検索画面では写真しか見せられないので、まず商品ページに誘導するために一枚目の写真をどうにかこうにか良いものにすることが最も重要な戦術かと思います。

 とはいえ、たった一枚の小さな写真で、そもそもその商品を欲しがっていない人の興味を引くのは困難です。

 充実した写真や魅力的な紹介文などは、意味がありそうですが、おそらく重要度は低いです。

Price

 価格設定に関しては、上述の通り、最安値だろうが売れないものは売れません。むしろ1,000円で売れる商品は1,000円で売れますから、無駄に安くするのは損するだけです。

Product

 やはりこれが一番重要かと思います。売れる商品は他の商品と同レベルの出品の仕方でもあっという間に高い値で売れますから。わたモテじゃなくて鬼滅なら即売れるだろうし、2~4巻セットじゃなくて全巻セットならたぶんもう売れているだろうと思います。

結局、売れる商品を売ることが最も重要

 要するに何が言いたいかというと、売れる物を売ることが最も重要なんだろうなということです。特にメルカリで売るなら。

 ユニクロなら売れる商品を開発できるかが死活問題になるし、ジャンプなら売れない漫画は淘汰していくことが大事というわけです。

 そう考えますと、最強の商売というのは最高の商品だけを売る商売なんだなという結論に私は至ったわけです。

 まさにそういう商売をやっているのが、Appleですね。高利益率で沢山売れるものしか売らない。アップルストアこそ小売業の究極なのだなと。そういう視点で世界を見られるようになったのはメルカリのおかげです。

 というわけで、改めて招待コードは

PRWWDG

ですので、よければ使ってやってください。