今週のお題「やり込んだゲーム」
私がやり込んだゲームは三つ。ご紹介します。
天外魔境2
まず天外魔境2。一言でいうと、和風RPGです。もっというと、涙あり笑いあり感動ありの大作和風RPGです。
発売は1992年。古い! これを聞くと、知らない人は「あー初期のドラクエみたいな感じかー」と思うかもしれません。
全然違います。
というのは、ハードがスーパーファミコンではなくPCエンジンなのです。
これによりどういう違いが生じるかと言うと、アニメーションがあります。声付きです。音楽も録音です。
しかも、その音楽の主担当が……久石譲です。実質トトロです。
これは面白いに決まってます。実際、面白いのです。
まずストーリーの始まりからして違います。
まず物語が始まるのは高山祭の朝。主人公である戦国卍丸(名前が凄い!)が、お祭りに行くと、突然地面から巨大な蘭の花が生えてきて(ここがアニメーションで描かれる!)、お祭りムードから一転、日常は地獄に叩き落されます。
というところから始まります。面白そうですね!
ちなみに、高山祭は岐阜県高山市で実際に催されているお祭りです。そう、この物語の舞台は、日本列島(中部、近畿、中国エリア)なのです(ちなみに1作目は関東、東北を、天外魔境3は九州を舞台にしています)。なのでちょくちょく実際の日本にゆかりのあるエピソードだとかが出てきます。時代設定はだいたい室町時代くらいのイメージ。和風っていうか、和です。
このエリアに7本の暗黒蘭という花が咲き、人々からエネルギーを奪い、根の一族(モンスター)に力を与えます。この暗黒蘭を切るために、卍丸は各国に城を構えている根の一族のボスを倒し、聖剣を集めなければならない……という筋書きです。
このボスのキャラが濃ゆい濃ゆい。かぶき者の菊五郎、美しいはまぐり姫、ストーカーのデューク・ぺぺ、冷酷な地獄釜の肉助などなど。
このボスの支配している国で起きていることが多種多様にえげつない。樹木で埋め尽くされる国、砂漠化する国(鳥取です)、民が知らずしらずのうちに豚になっている国(その結果何が起こるかは……)などなど。これがたまらんのです。
ストーリーについてはそのくらいにして、PCエンジンの頃は操作がサクサクでとてもストレスレスでした。基本的に雑魚戦が一瞬で終わるのです。
基本的にRPGは一回クリアしたら終わりなのですが、これは何回もクリアしたなあ。
上に貼ったリンクはあくまで画像代わりです。名作なので、何回もリメイクされていて、今でもPS3かPCエンジン miniで遊べるっぽい雰囲気です。
この天外魔境2を作った桝田省治さんがやっているサイトがあるのですが、そこにかいてあるゲーム論がとても面白いので、リンクを貼っておきます。
ファイナルファンタジータクティクス
お次がこれ! ファイナルファンタジータクティクスです。いわゆるFFTですね。
たしかファイナルファンタジー7の次に出たFFシリーズです。
にもかかわらずファイナルファンタジー8でないというところから分かる通り、普通のファイナルファンタジーとはちょっと違う雰囲気です。
ゲームシステムが普通のRPGではなく、シミュレーションRPGになります。主に違うのは戦闘の時に、フィールドが将棋の盤みたいになっていて、その上をキャラクターが移動して戦うシステムですね。このシステムがとても面白かった。私にとっては。ちょっと頭を使う感じ。弓を使うキャラは遠距離攻撃ができたり、味方を攻撃して経験値を稼いだりができたりするのです。(なのでスパロボも好きでした。)
で、ストーリーが面白い。
まず一味違うのが、この物語はデュライ白書という歴史書をアラズラムという学者が読み解いているという体が取られています。といっても、アラズラムは冒頭にちょっと出てくるだけです。このデュライ白書というやつは、一般に知られている歴史とは全く違う、オーラン・デュライが見た歴史の裏側を描いたものとされています。この、歴史の裏側を覗いている感が良い!
この物語の舞台は、中世ヨーロッパをモチーフにしたファンタジー世界イヴァリース。そこで2つの公国が王家争いをしているんです。
物語は4つのパートに分かれています。
主人公は名門貴族の三男ラムザ。彼には幼馴染で親友のディリータがいるのですが、彼は平民です。二人は骸旅団というテロリストグループが暴れているのを潰す手伝いをすることを命じられます。この戦いを通して、ラムザとディリータがすれ違うことになっていきます。これが第一部。
第二部はそれから数年後。傭兵になったラムザは、さらわれた王女を救うために女騎士アグリアスと旅に出ます。王女を無事に救い出したラムザたちですが、匿ってくれる人を探した結果、枢機卿の元に身を寄せます(枢機卿というのは教会でトップクラスに偉い人です)。この枢機卿が悪魔(ルカヴィ)に取り憑かれていることが分かり、ラムザは枢機卿を抹殺することになります。
そうして枢機卿を殺した結果、ラムザは異端とされ追われる身となります。しかし、真実を知ったラムザは、歴史を裏で操っている者たちと戦っていくことになります……。
というのがざっくりとしたあらすじ。
おそらくモデルになっているのは薔薇戦争。世界史で習う戦争です。登場するのも貴族や教会、神殿騎士団という世界史のキープレイヤーです。というわけで、このゲームをやっていると、世界史の勉強をする時にちょっと興奮します。こうやってみると、自分は現実世界をモデルにしたゲームが好きなんだなあー。
このゲームの面白いところは、古き良きジョブシステムにあります。どのジョブを選ぶのか、どういう系のジョブのキャラをどれだけ用意するのかを考えるのが面白い。また、話術士になれば敵を味方にすることができるし、盗賊になれば敵から武器を奪ったりできるなど、自由度高めです。
さらに、特殊キャラのみの専用ジョブがあって、それがロマンの塊です。ホワイトナイト、ダークナイト、ホーリーナイト、アークナイトやらなんやら。技もかっちょいいんです。厨二心をくすぐられます。聖石を奪い合い、人がルカヴィに変身するというのとか、一夜にして城が血の海になったりとか、自分だけが真実を知っているとか、色々と厨ニ要素が多いです。さすがFF。
これも名作なのでリメイクされています。今はスマホでできるみたいです!
ちなみにFFTのスタッフが数多く関わっているゲームと言えば、グランブルーファンタジーですね。というわけで、グランブルーファンタジーにも一時期ハマっていました。が、スマホゲームにハマるのはQOLを下げると思うので紹介しません。
マインスイーパー
以前にも書きましたが、受験生時代、ストレス解消のためにマインスイーパーをやりこんでいました。
ベストタイムは上級で60秒台くらいだった記憶が(50秒台だったかも)! これはかなり凄い数字だと思います。大学に入りオンボロのPCをMacに買い替えてからマインスイーパーで遊べなくなってしまった時はショックだったなー。
マインスイーパーは運ゲーです。まず早くクリアするには運良くでかい範囲が開けなければいけないし、終盤になってから絶対に推理では正解が分からない二択を迫られることがしょっちゅうあります。なので何回も繰り返しやる必要があるんですが、ここがハマってしまう理由なのかもしれません。
とはいえ、マインスイーパーにも早く解くコツはあります。まず大前提はパターンを身に染み込ませること。そして、旗は立てない。そんな暇はありませんから。これをやるためにはやはり何回も何回もプレーする必要があります。何回もプレーしていると確実に成長します。60秒台を出せるかどうかは運だけど、かつて高いハードルだった100秒は普通に切れるようになるし、70秒台だとかの好タイムの頻度は確実に多くなっていきます。運ゲーであり、自分の成長も実感できるゲーム、それがマインスイーパー。
数独
手軽にできるパズルゲームを探した結果、辿り着いたのが数独。
数独については、下で語っています。
weatheredwithyou.hatenablog.com
やり込んだゲームといえばこんなところかなー。
ではまた。