たぬきのためふんば

ここにはめたたぬきが糞をしにきます。

漢検準一級合格への道 ~漢検こそ最強の解決策である~

 私、3年前に日本漢字能力検定準一級に合格したのですが、どうやって勉強したのかを書いていきたいと思います。

まず最初に読むべき本

 まず最初に読まなければいけない本があります。それがこちら。

 これは全人類が読むべき本ですね。

 睡眠が人類にとっていかに重要なのかというのをこれでもかこれでもかと書いてある本です。この本を読むと人生観が変わります。

 類似の書籍に『スタンフォード式 最高の睡眠』という本がありますが、圧倒的に『睡眠こそ最強の解決策である』の方がオススメです。『睡眠こそ最強の解決策である』は「8時間睡眠を取らなくていい理由などない!」というスタンスで書かれており、その理由をこんこんと解いてくれています。一方『スタンフォード式 最高の睡眠』の方は、「8時間睡眠なんて皆さん取るのが難しいと思いますので、まあ代わりになるべく良い睡眠を取る方法を教えてあげますよ」というスタンスで書かれた本です。著者の意思の強さが書籍の方向性に表れています。妥協派のスタンフォードよりも、厳しい現実に必死で抗っているマシュー・ウォーカー先生の方が私は好きです。

 考えを改めましょう。6時間睡眠はクソです。7時間睡眠では足りません。8時間。8時間寝るんじゃよ。(ちなみに私はこの本を読むまで平日は5時間睡眠6時間睡眠が当たり前でした。)

「いや漢検の話してー?」

 そんな声が聞こえてきそうです。

 そう思った人は、8時間睡眠よりも先に、まず人の話を素直に聴くということから始めた方がいいかもしれません(咲い)。

※ここで豆知識

 「咲」という漢字には、花が咲く様子を笑顔に見立てて、「笑う」という意味があります。だから武井咲の名前は「たけいえみ」(笑み=えみ)と読むし、阿武咲は「おうのしょう」(笑=しょう)と読みます。よって「咲い」も「わらい」と読みます。ためになったねー。ためになったよー。ちなみにこれは漢検一級レベルの知識らしいです。

私の勉強法

 なぜ初っ端に睡眠の話をしたのかというと、睡眠こそが漢検準一級合格の鍵だからです。というか、漢検準一級の勉強をする目的は睡眠だからです。

 まず漢検という試験は、どうすれば合格を勝ち取れるのでしょうか? 簡単です。出題された文字を書けるか読めるかようになればいいし、それ以外の方法はありません。天才的な推測によって知らない漢字を書いてみせるというのはほぼ不可能です。つまり、絶対的に記憶が重要なファクターになってきます。

 では、物事を記憶するにはどうすればいいのか?

 ここで登場するのが睡眠です! しっかり眠ること。

 睡眠は、脳みその中にある記憶を仮置場から頑丈な金庫に移す役割を担っています。あなたが眠っている時、あなたの身体は死んでいるのではない。ガンガンに働いてくれているのです!

 本当にそうなのかを私が実際に試してみた結果が、漢検準一級合格なのです。

 そう、睡眠は漢検準一級合格への特急券なのです!

 要するに、私の勉強法は超シンプルです。

眠る前に問題を解いて、朝起きたらもう一回解いてみる

 こんだけ!

 しかし、これが強力です。

 おそらく、漢検準一級の問題は初見で解けるものはあまりないはずです。夜に問題に取り組んだ時はほとんど解けないかもしれません。しかしですね、翌朝もう一度解いてみると……ほぼ正解しているはずです。私はそうでした。

 解けなかった問題は、その夜にもう一度取り組んでみましょう。それでも解けない問題は数えるほどしかないでしょう。

 この勉強法を実践することで、あなたは睡眠の大いなる価値に気付くはずです。漢検準一級の勉強は、睡眠の勉強でもあるのです。

 ということは、

睡眠こそ最強の解決策である

かつ

漢検は睡眠を実践するための格好の手段である

であるから

漢検こそ最強の解決策である

といえます。

使った教材

  ちなみに、使った問題集はこれです。

 たしか、私は毎日見開き2ページくらいのペースで解いていたような気がします(一日10問)。合格にかかった期間から逆算すると、4ページだったかもしれません。

 漢検一級は問題集一冊では合格レベルには達せないようですが、漢検準一級はこれ一冊覚えていれば合格できます。

合格までにかかった時間はたったの……

 私がKindleストアで『睡眠こそ最強の解決策である』を買ったのが、2018/7/17。この本を読み終わってすぐに漢検準一級の勉強を開始します。(ちなみに問題集自体はかねてより買っていました。ちょっと挑戦した結果、攻略できる気がせず挫折していたのです。)

 メールを確認したところ、試験日が10/14でしたので、勉強した期間は最長で3ヶ月弱です。

 漢検の問題なんぞ解くのにそう時間はかかりませんので、せいぜい一日20分と仮定して、90(日)×1/3(時間/日)=30時間くらいで合格したのかな?

 まあ、これはかなり短い方だと思いますので参考にはしないでください。(というか改めて確認して自分でもびっくりしています。まさか簿記2級にかけた時間の方が長いとは……。)

 運が良かった面も多分にあると思います。正直、合格証書が来た時は「マジか!?」と思いました。試験の手応え的には数点足りなかったな~という感じでした。実際、合格点160点のところ164点で受かっていますのでけっこうギリギリです。

 まあ、その夜は、「やはり天才だったか……」と自分を褒めまくりましたね。

 とはいえ、もともとは「こんなん解ける気せえへん!」と投げ出していた私です。驚くほどの様変わりと言えましょう。

 この結果を導いたのは、間違いなく睡眠の力です。そして、睡眠の力に気づかせてくれるのが『睡眠こそ最強の解決策である』なのです。

 だから、まずは『睡眠こそ最強の解決策である』を読みましょう!