今週のお題「好きなスポーツ」
卓球は美しいスポーツです。
カスミン可愛いとか、ハリー可愛いとか、そういう話ではありません。
選手ではなく、卓球が美しいのです。
卓球で最も重要な要素が回転です。
回転を支配しなければ卓球で勝利することは不可能です。
どんなに速い球よりも、回転の読めない球の方が怖いのが卓球です。
そもそも猛烈に速い球をコートに入れるには回転を支配しなければいけないのが卓球です。
そして、回転は美しいのです。
美を競うスポーツといえばなんでしょうか?
そう、フィギュアスケートですね。
フィギュアスケートもくるくるくるくる回ります。
ジャンプ、スピン、ステップ、スケーティング、もうとにかく回っています。
人間っていうのは回転が大好きな生き物なのです。
そもそもこの世の理は常に回転と共にあるのです。
あなたの手を見つめてみてください。
あなたの細胞の中でDNAが螺旋運動を描いているのが見えます。
さらに目を凝らすと、DNAを構成している原子の中で、原子核の周りを電子がくるくる回っているのが見えますね。
次に、上を見てください。
無数の天体が、延々とくるくる回り続けているのが見えます。
回転によって生まれたこの世界で回転しながら生きているのが人間なのです。
そんな人間が回転に魅せられるのは当然のことなのです。
球が猛烈に回転するスポーツが美しいのは必然なのです。
卓球の本質は美なのです。
「オリンピックの卓球はハラハラして面白かったなあ」
なんでハラハラするのでしょうか?
展開が読めないからですね。
なぜ展開が読めないのか?
回転という不可視の要素が流れを左右する卓球はとても繊細なスポーツです。
それゆえに些細なことが選手の感情を動かし、優位性が流転していく。
結局、ボールの回転が、選手の感情を回転させ、それゆえに局面が回転し続ける。
それが卓球。
だから美しい。
テレビだと卓球の回転がどれだけ凄まじいのか分かりづらいですね。
生で見る卓球は回転の凄さがよく分かります。
一流選手の生み出すボールの軌道はとてつもなく美しいです。
そんなに曲がる!?とびっくりします。びっくり仰天コケッコーです。
日本で卓球を見るならTリーグというやつがあります。
野球で言う日本プロ野球的なやつです。
日本トップクラスはもちろん世界トップクラスの選手(中国勢除く)も参加しているレベルの高いリーグです。
(私は現地観戦したことありませんが……。)
それから、国際試合を見るならやはりジャパンオープンがオススメです。
ジャパンオープンはわりと格式の高い大会なので、世界のトップクラス(中国勢含む)がズラリと参戦します。
少なくとも私が卓球観戦をしていた頃はそうでした。年によるかもしれません。
卓球の大会は選手がそこらへんぶらついているので、サインもらい放題です。
少なくとも私が卓球観戦をしていた頃はそうでした。
今回の東京五輪で日本をボコしたティモ・ボルに私はサインをもらったことがありますよ。たしか。
あとジャパンオープンではなく世界選手権でしたが、元五輪女王の丁寧にサインをもらったこともあります。
ただ日本の人気選手はあまり寄り付けないかも。
昔は岸川聖也が普通に観戦席にいましたが、愛ちゃんは裏から入って裏から出ていくみたいな感じでしたので、今の水谷張本石川伊藤あたりもそんな感じかと予想します。
ちなみに、私はジャパンオープンで当時まだ16歳くらいの丁寧を見つけてそこから応援しだした的なことがありましたね。
これから台頭してくるあなただけの推しメンを見つける場所としてもジャパンオープンは最適です。
(今年度はコロナの影響で不開催のようですね~。)
そんな美しい卓球ですが、もちろん自分でやるのはなお良いです。
最高に美しい軌道を自分の手で描けた時はもう最高の気分です。
ただ、卓球ほどイライラするスポーツもなかなかないと思いますね。
丹羽くんにボコされたファルク氏のように、「なんでっこんなにっ入ってくれないの!!!」みたいなことが常にありますので。
回転を支配しようとして、逆に支配されてしまうのもまた卓球なのです。
いや私が下手だっただけかもしれませんが(ファルクは下手ではないです。言うまでもありませんが)。
卓球打ちたいけど、打つ相手がいねえなあ……という方は下の記事をどうぞ。