今週のお題「お気に入りの靴下」
あなたはお気に入りの靴下を持っているでしょうか。私にはあります。
毎度おなじみジャルジャルのネタのタネです。
雪山の頂上に辿り着いた登山家が、テンションが上りすぎて靴下を谷底に投げ捨ててしまうという下らないネタです。
しかし、この現象、本当にありうることなのです。
コメント欄にも書かれているとおり、矛盾脱衣という現象があります。
体温が一定以下に下がると人体は体温を上げようと頑張り始めます。そうすると、外気温と体温の差が激しくなり、暑いと錯覚してしまうのではと考えられているようです。
低体温症による錯乱を発症しているとも考えられますし、相当過酷な登山だったことが想像できます。
「雪山なのに靴下を脱ぐ」という矛盾を描くことで、ジャルジャルは雪山の過酷さを見事に浮かび上がらせることに成功しているのです。
雨が降っていても傘をささない。
どこかへドライブしているのに地図をコーラで汚して窓から投げ捨てる。
旅立ちの日にバス停が見つからなければいいと思う。
他人同士だからこそ一緒にいられるはずだという言葉。
そんな言い回しが大っ嫌いなのに愛してる*1という気持ちが溢れてくる。
矛盾だらけです。この歌詞は。しかし、それゆえに愛の深さが伝わってくる。
だから20年以上経った今も、この歌は輝きを失わないのです。
というわけで、あなたも足元の矛盾に目を向けてみてはいかがでしょうか。そこにはきっとDNAの種が隠れているはずです。
靴の上にあるのに靴下。これも矛盾です。
*1:Daikkirai Nanoni Aishiteru