「小切手を振り出して~」
頻出ワードです。小切手はどんな勘定科目になるのか?は絶対に覚えねばなりません。
小切手を振り出したら当座預金
結論から言えば、小切手を振り出したら当座預金から払ったことになります。
小切手はそれを銀行に持っていけば払ってくれるやつです。この点、手形と同じです。なので支払手形にしたくなる誘惑があるのですが、そうはならない。
なぜかというと、手形でお金を貰えるようになるのは先のことだけど、小切手は今すぐに換金できるから。らしい。
それは分かった。でもなぜ当座預金?
という疑問が湧くと思いますが、小切手は当座預金から支払いをするものだからのようです。
逆に小切手を受け取ったときは、現金として扱うようです。
プロゴルファー猿
私が小切手を初めて知ったのは小学生の頃です。親が持っていた『プロゴルファー猿』を読んでいた時、小切手というアイテムに出会ったのでした。
『プロゴルファー猿』とは藤子不二雄A先生による傑作ゴルフマンガです。主人公は猿によく似た少年で、通称猿。山育ちで、木の根から掘り出したドライバー一本で強敵たちと渡り合います。
猿は貧しい家の少年なのですが、ライバルに剣崎健という青年がいまして、彼がお金持ちのお坊ちゃんなのです。勝負に負けた健がウン万円の小切手を渡し、小切手というものを初めて目にした猿が驚くというシーンがあります(だいぶ昔の記憶なので定かではありませんが)。
ということは、健は当座預金の口座を持っていたということですね。
一方で、猿が受け取る時のことを考えると、猿は当座預金の口座など持っていそうにありません。それどころか猿は銀行の口座さえ持っているかも怪しいところがあります。つまり、猿が小切手でお金を受け取るなら現金一択ということになります。
ですから、「小切手といえば『プロゴルファー猿』!」と考えれば、小切手の仕訳も覚えやすいかもしれません。