たぬきのためふんば

ここにはめたたぬきが糞をしにきます。

楽しいお風呂

今週のお題「お風呂での過ごし方」

 

 お風呂場では裸で過ごします。全裸になれる時間というのは一日のうちにこの時だけと言っても過言ではありませんから、とても解放的な気分になります。

 湯船に入る前に全身を軽く流します。お風呂のお湯はとても熱いので緊張の一瞬です。お尻をよく洗うように指導されます。

 お湯に温泉の素を入れると色が変わるので感動します。まるで魔法です。全体に色が行き渡るようにかき混ぜます。

 いよいよ自分が湯に浸かる番です。肩までしっかりと身体を沈めます。ときには頭まで浸かり、何秒間息が持つかチャレンジしたりすることもあります。水面を叩いたりなどして水の動きを観察するのは実に面白いことです。手を沈めると渦ができたりする時もあるのですが、まれにしか起こらないので何度も挑戦します。タオルを使って風船を作ってみたりすることもあります。

 それから100秒数えて湯船から上がり、頭を洗います。この時、シャンプーが目に入るととても痛いのでしっかりと目を閉じなければなりません。アニメなどでよくシャンプーハットを見かけますが、あれは我が家にはありません。憧れです。一方であんなものがなければ頭も洗えないのかと鼻で笑いたい気持ちもあります。これは嫉妬でしょうか?

 次に身体を洗います。一緒に入っている家族の股間を見ると、毛むくじゃらだったり女性の泌尿器は埋没していたりするのですが、まことに不思議なことです。とりあえず、私は毛むくじゃらになりたくありません。また、自分の股間を弄ってみますと、左右でサイズが違っていて非常に興味深いです。左右を入れ替えられないかチャレンジすることもありますが、うまくいったことはありません。

 一通りの作業が終わると再び湯船に入りまた100秒数えてあがります。この時、父親の腹の上に乗せられるのは正直なところあまり気分の良いものではありません。100秒きっかりで風呂場を出ます。